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子ども弁当、はじまりました!

7月26日、初回配達の日、日本海テレビさんに取材していただきました。

「夏休み中の子どもたちに“弁当”を配達 地域ブランド“仁多米”使用 島根県奥出雲町」

【夏休み中の子どもたちに“弁当”を配達  地域ブランド“仁多米”使用 島根県奥出雲町】
2022.07.26 19:14

奥出雲町三沢地区にある地域交流スペース。
7月26日の朝、キッチンでは、炊き立てのご飯が用意されていた。

特産品のブランド米「仁多米」を使った弁当だ。

7月26日から、奥出雲町の2つの地区では、昼の弁当を配達する「子ども弁当」が始まった。
弁当が届けられるのは、夏休み中、保護者が仕事などで不在のため、子どもだけで過ごす家庭だ。

子ども弁当を企画 さんさん会 和久利健さん:「ここら辺も田舎ではありますけど、だんだん核家族化が進んだことが、ひとつと、コロナの関係で友達の家に遊びにいけないことがあって、必然的に子供たちが家でずっと留守番という形になっています。」

約1000世帯(三沢253世帯三成799世帯)が暮らす三成と三沢地区には、2つの小学校があり、それぞれ、夏休み中の子どもたちを預かる児童クラブがある。

しかし、原則小学4年生までしか通えず、高学年以上は保護者が仕事に出ている間は、子どもだけで家で過ごす家庭も少なくない。

そこで、地区の有志によるグループ「さんさん会」が、留守番をする子どもたちが元気に安全に過ごせるようにと「子ども弁当」を発案。

住民の寄付金や奥出雲町の社会福祉協議会からの支援金など、あわせて20万円を資金に週に2回、無料で昼の弁当を配ることにした。

料理担当 管理栄養士 落合友紀子さん:「暑い夏を元気に乗り切ってほしい、という事と、おうちの味、家庭の味を第一にして、食べやすい味付けに作っています。」

弁当は、地区の野菜をふんだんに使い、野菜が苦手な子どもたちでも食べやすいような味付けにしてある。

さらに・・・
地区の住民が育てた仁多米を食べてもらうことで、ある狙いがある。

こども弁当を企画 さんさん会 和久利健さん:「農業が衰退してきてますので、子どもたちも普段から仁多米を食べていただいて、1人でも(農業の)担い手を作る、地元の子がやってくれると一番良いです。」

7月26日は、三成地区を中心に6世帯、11人の小中学生の家へと、弁当が運ばれた。
「弁当の配達は、子どもたちの安全を確認する見守りの役目も果たす」と子ども弁当を企画した和久利さんは話す。

こども弁当を企画 さんさん会 和久利健さん:「地元の子どもたちも俺の顔知ってるから、向こう(子供)も俺のこと知ってる。向こうも安心感があると思う。だから余計にいろんなことを話しかけてやったほうがいい。(子供が)喜ぶと思っています。」

地域の特産品の弁当を食べて夏休みを元気に。
子どもたちへの弁当は8月25日まで毎週火曜日・木曜日に配達される。

(日本海テレビ)

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